「漫画制作に興味があるけれど、どこから始めればいいかわからない…」
「絵が苦手で自分で描くのは難しい…」
そんな悩みをお持ちの方におすすめなのが「Anifusion」です。
このツールを使えばAIが下記の要素を簡単に作成可能です。
初心者でも直感的に操作できる設計なので、絵を描かずにオリジナルの漫画を作成できます。
この記事では「Anifusionの概要や機能」「実際に漫画を作成した体験談」を紹介します。
1. Anifusionのアカウント登録
Anifusionを使うには、まずアカウントの登録が必要です。
以下の手順に沿って登録を進めましょう。
1,公式サイトにアクセス
Anifusion公式サイトにアクセスします。
始めるをクリックしAnifusionを使用する準備を行います。
アカウント作成
メールアドレスを入力し、確認コードを受け取ります。
確認コードを入力してアカウントを有効化しましょう。
Googleアカウントでの登録
簡単に始めたい場合は、Googleアカウントを使って登録することも可能です。
ボタンひとつでログインできるので、初心者にはおすすめです。
登録の完了
登録は以上で完了となります。
完了すると早速利用できる状態になりますので、続いて操作の内容を説明していきます。
無料クレジットの確認
登録が完了すると、初回登録特典として無料クレジットが付与されます。
これを使って、基本的な画像生成を試してみましょう。
料金プランについて詳しく知りたい方は、Anifusionの料金プラン解説をご覧ください。
2. ワークスペースタイプを選択する
Anifusionには、「コミックワークスペース」と「無限ワークスペース」の
2種類のワークスペースがあります。
それぞれの特徴と使い方を紹介します。
コミックワークスペース
漫画のコマ割りやセリフの追加に特化したワークスペースです。
選択後に「閲覧順序」を選択し「ワークスペースを作成」をクリックします。
コマの配置が簡単
漫画のコマをドラッグ&ドロップで簡単に追加できます。
さらコマ割りのテンプレートもあるため簡単に制作できます。
ストーリーの流れを視覚化
コマの順番やストーリーの流れを一目で把握でき、編集もスムーズです。
吹き出しやセリフの追加
コマ内に吹き出しやセリフを簡単に追加でき、日本語にも対応しています。
無限ワークスペース
制限なく画像やオブジェクトを配置でき、自由度の高いデザインが可能です。
以下の特徴があります。
無限キャンバス
スクロールすることで、キャンバスの大きさを気にせずに作業ができます。
自由なレイアウト
コミック以外のアートやイラスト制作に最適で、自由な画風やレイアウトが可能です。
高度な編集機能
複数の画像を組み合わせたり、背景やキャラクターの調整が自由にできます。
ワークスペースの選び方
初心者の方は、まずはコミックワークスペースを使って漫画制作に挑戦してみましょう。自由なレイアウトが必要な場合は、無限ワークスペースを試してみてください。どちらも一度設定すれば、後から自由に切り替えることが可能です。
3. Anifusionでの画像作成方法
それでは、早速簡単に作成する方法をお伝えします。
簡単に紹介してから、詳細のご説明をさせていただきます。
ワークスペースを選ぶ
まずは、ワークスペースを選択していきます。
今回は「コミックワークスペース」で説明させていただきます。
・「コミックワークスペース」を選択
・閲覧順序を「右から左(漫画)」を選択
・「ワークスペースを作成」を選択
パネルテンプレートを選択する
続いて、画像のように中央にワークスペースが出現します。
今回は「漫画」を作成する流れで説明させて頂きます。
・画面右側の「パネルテンプレートを選択」
※好きなコマ割りを選択
・今回は「中央右」を選択
選択後の画面
選択後は中央の「ワークスペース」が希望のコマ割りに変化します。
作成したコマを選択
コマを選択すると、右側の項目が変化します。
変化後、「画像を追加」を選択します。
・コマを選択
・右側再度メニューの「画像を追加」を選択
プロンプロの入力
プロンプトを入力する項目が表示されるため、「プロンプト」を入力します。
入力後、「パネル内で生成」をクリックすると画像作成が開始します。
・プロンプトを選択
・プロンプトを入力し、「パネル内で生成」を選択
画像作成の完了
5 秒~10秒ほど待つと画像が生成されます。
先ほど選択した際に枚数指定していた場合は「最大4枚」まで作成が可能となっています。
・画像生成完了まで待つ。(5秒~10秒程度)
画像の選択
出現した候補の中から選択をすると、
ワークスペースの画像も変化するようになっています。
・出力された画像から好きなものを選択。
吹き出しの作成
下のツールバーより「T」をクリックすると吹き出しを作成することが可能です。
今回は「吹き出し」を選択します。
・「テキスト」「四角」「吹き出し」から選択可能
吹き出しの設置を設定
吹き出しをクリック後「ワークスペース内でクリック」をすると吹き出しを設置可能です。
設置後「サイドメニュー」にて吹き出しの内容の変更を行えます。
・吹き出しはサイドメニューより様々な変更が可能です。
あとは、同じように他のコマに対し画像を作成していくと漫画が完成いたします。
・画像の生成までに1枚当たり早くて1分程度で完成が可能です。
4. 画面下のツールメニューについて(メニュー一覧)
Anifusionの画面下には、さまざまなツールメニューが配置されています。
これらのツールを使いこなすことで、作業効率が格段にアップします。
ツールメニューの主な機能
ツールメニューの表
ツール名 | アイコン | 主な機能 |
---|---|---|
ワークスペース | 新たにワークスペースを作成過去作成した場所へ移動 | |
レイヤーを移動 | キャンバス上のオブジェクト(コマ、画像、テキストなど)を選択して、移動や編集を行います。 | |
インペイント領域の設定 | 自由に手描きで線を引くことができます。キャラクターの修正や装飾に便利です。 | |
ダミーポーズを作成 | キャラクターを一定のポーズで出力する際に利用します。 | |
コマ作成ツール | 漫画のコマ割りを自由に作成する際に利用します。 | |
テキストツール | 吹き出しを作る際に利用します。 | |
ズームイン&ズームアウト | キャンバスの拡大縮小を行い、細かい作業や全体の確認ができます。 | |
戻る&やり直し | 作業の修正の際に利用します。 | |
保存 | 現在のデータを保存します。 | |
エクスポート | キャンバス上のデータを出力します。 |
ツールの使い方
ツールを選択した後、キャンバス上でクリックすることで機能が有効になります。
例えば、テキストツールを選択した状態でキャンバスをクリックすると
文字入力ボックスが表示されます。
これらのツールを組み合わせて使うことで、自由自在にキャンバスを編集できます。
各ツールの使い方に慣れることで、Anifusionの操作が格段にスムーズになります。
様々な設定が行えるメニューがありますので、一覧をチェックしておきましょう。
5. プロンプトの入力方法から使い方まで
Anifusionの画像生成には、プロンプトと呼ばれる指示文を入力する必要があります。
プロンプトを上手に使うことで、思い通りのイラストや漫画のキャラクターを生成できます。
画像の通り赤枠右上からプロンプトを入力することが可能となっています。
プロンプトの基本
プロンプトの基本は「英語」となっています。
苦手な方は、日本語⇔英語に「翻訳」をして作業を行うのがおススメです。
シンプルな指示
「smiling anime girl with long hair」など
シンプルな言葉でキャラクターの特徴を指示します。
詳細な設定
キャラクターの「ポーズ」や「服装」「背景の色」など細かい指示を追加して具体的なイメージを伝えます。
日本語対応
Anifusionでは日本語のプロンプトも使えるので、慣れないうちは日本語で指示を入力するのも良いでしょう。
効果的なプロンプトの例
基本のプロンプト
「赤いドレスを着た笑顔の女の子、背景は桜の木」
Smiling girl in a red dress, the background is a cherry tree
詳細なプロンプト
「長い黒髪の少女、白いシャツと青いスカート、海岸で風に吹かれている」
Girl with long black hair, white shirt and blue skirt, blowing in the wind on the seashore
ネガティブプロンプトの使用
「帽子なし」「背景に人がいない」など、避けたい要素を指定します。
プロンプトの内容を工夫することで、より希望に近い画像を生成できるようになります。
これらを使って、オリジナルのキャラクターやシーンを作りましょう。
プロンプトは詳細であればあるほど理想に近づきます。
想定外の作品の場合は「ネガティブプロンプト」を使用し理想に近づけよう。
6. 自動サイズ調整(コミックワークスペース)
Anifusionのコミックワークスペースでは、画像のサイズや位置を自動で調整する機能が搭載されています。
これにより、手動での細かい調整をせずに、美しいレイアウトを作成できます。
自動サイズ調整の基本操作
コマの追加
コミックワークスペースでコマを追加すると、自動的にサイズが調整され
キャンバス全体に美しく配置されます。
コマの移動
既存のコマをドラッグして移動するだけで、他のコマとのバランスを自動調整します。
余白の設定
コマとコマの間の余白も、自動で最適なサイズに設定され、視覚的に心地よいレイアウトを保ちます。
手動調整の方法
自動サイズ調整は便利ですが、手動で微調整したい場合もあるでしょう。その場合は以下の手順で行います。
コマのサイズ変更
角をドラッグしてコマのサイズを変更できます。
操作 | 方法 | 効果 |
---|---|---|
コマの追加 | ドラッグ&ドロップ | 自動でサイズ調整し配置 |
コマの移動 | ドラッグ | 他のコマに合わせて調整 |
余白の調整 | 設定メニューで変更 | コマ同士の間隔を調整 |
このように、手動と自動の両方を使い分けることで
思い通りのレイアウトを簡単に作成できます。
7. サイズ(無限ワークスペース)
無限ワークスペースでは、キャンバスのサイズを気にせずに作業が可能です。
無制限に画像やコマを配置し、自由にデザインを展開できます。
無限ワークスペースの基本操作
キャンバスの拡大縮小
マウスホイールやズームツールを使って、自由にキャンバスのサイズを変更できます。これにより、広い視点で全体のバランスを確認したり、細部を拡大して編集したりできます。
オブジェクトの配置
画像やコマをキャンバス上に自由に配置し、配置の制約を気にせずにデザインを行えます。
スクロール操作
キャンバス全体をスクロールして、広大なスペースを活用できます。プロジェクトの規模が大きい場合でも、簡単に操作が可能です。
自由なレイアウト作成のポイント
無限ワークスペースを使いこなすためのコツは、全体のレイアウトをまず設計し、それから細部を詰めていくことです。
レイアウト設計
まずは全体のレイアウトを大まかに決め、画像やコマの位置を仮置きしていきます。
詳細の詰め
レイアウトが決まったら、各オブジェクトの細部を調整し、必要な背景やキャラクターを配置していきます。
無限ワークスペースを活用することで、制限のない自由な発想で作品を作り上げることができます。
画像のサイズから配置まで好きなようにマウスで動かすことが可能です。
8. ネガティブプロンプト(詳細設定)
ネガティブプロンプトは、画像生成時に不要な要素を排除するための強力なツールです。
これを活用することで、よりクオリティの高い画像を作成できます。
ネガティブプロンプトの使い方
ネガティブプロンプトの入力
プロンプト入力欄の「ネガティブプロンプト」セクションに、避けたい要素を記載します。例えば、「建物なし」「暗い色なし」などです。
設定の確認
設定を確認し、希望に沿った内容が入力されているか確認します。
生成の開始
生成ボタンをクリックすると、指定されたネガティブプロンプトを考慮して
AIが画像を生成します。
具体的なネガティブプロンプトの例
背景に不要な要素を排除
「車なし」「人なし」など、背景に特定の要素が含まれないようにする。
キャラクターの装飾を減らす
「アクセサリーなし」「派手な色なし」など、シンプルなキャラクターを作成したい場合に使用します。
ネガティブプロンプトを使いこなすことで、より精密で意図に沿った画像を生成できるようになります。
英語の方が精度が高くなります。
9. 品質タグ(詳細設定)
品質タグは、画像の生成品質を高めるために使用します。
これらのタグを使用することで、生成される画像の精度やディテールが向上し
プロフェッショナルな仕上がりにすることができます。
品質タグの設定方法
プロンプロ画面の一番「下」にボタンが表示されている為、ボタンのON⇔OFFにて
設定が変更可能となります。
品質タグを上手に使い分けることで、用途に合わせた最適な画像を生成できます。
10. Anifusionのモデルについて
Anifusionでは、さまざまなAIモデルを使用して画像を生成できます。
各モデルには異なる特徴があり、目的に応じて使い分けることが重要です。
モデルの切り替え方法
- 設定メニューを開く: 画面右上の設定アイコンをクリックし、「モデル設定」を選択します。
- 使用するモデルを選択: 利用可能なモデルの中から、目的に合ったモデルを選択します。選択が完了したら「適用」をクリックします。
- プロンプトを調整: モデルに合わせてプロンプトを調整し、希望する画像を生成します。
各モデルの特性を理解し、目的に応じて最適なモデルを選ぶことで、生成結果の精度が格段に向上します。
推奨のタイプから選択することが安定です。
11. モデル項目の詳細設定について
モデルの項目には以下の設定が可能となります。
一つづつ解説しましょう。
以下は、各設定項目の簡単な説明を表形式にまとめたものです。
設定項目 | 説明 | 推奨値 |
---|---|---|
ステップ数 | モデルが実行する繰り返し回数。多いほど精度が上がるが、時間もかかる。 | 20ステップ |
CFG | モデルがプロンプトにどれだけ従うかを制御。値が高いほど忠実に再現されるが、不自然な結果になる場合も。 | 4〜8 |
バリエーション強度 | 元の画像と生成された画像の違いを決定。0でほぼ同じ、1で大きく異なる。 | 0.5 |
インペイント強度 | 画像の一部を修正する際の影響度を設定。値が高いほど修正が強く反映される。 | 0.5〜1.0 |
ポーズ強度 | キャラクターのポーズが結果にどれだけ影響するかを設定。高いほど指定ポーズに忠実。 | 0.5〜1.0 |
スケッチ強度 | スケッチ風の描画スタイルの影響度を設定。値が高いほどラフな描画になる。 | 0.5〜1.0 |
各設定項目を適切に調整して、希望する画像を生成しましょう。
12. ストーリープロンプト(コミックワークスペース)
こちらの機能は、簡単に作成したストーリーで漫画を一気に作成してくれます。
かなり画期的な要素となっていますので、チェックしておきましょう!
ストーリー生成の基本操作
ストーリープロンプトに入力を行う
ストーリープロンプトに「シナリオ」を直接書き込んで「ストーリーを生成」を選択
上記の手順だけで画像作成~文章配置などすべてを自動でおこなってくれます。
プロンプトが詳細であるほど、結果が良くなります。
作成された漫画
先ほどのプロンプトのみで上記の漫画が作成されました。
ストーリー生成機能を活用することで、アイデアを形にし、視覚的にわかりやすい漫画を作成することができます。
「むかし、むかしあるところに赤ずきんがいました」
このプロンプトのみの出力結果となります。さらに詳細を記載し調整が可能です。
アップデート追加機能一覧
・ダッシュボードの追加
・ブログ(公式使い方)が追加
・ギャラリーの追加
・コマ割りの自由化が追加
ダッシュボードの追加
今まで制作画面へ直通でありましたが、ダッシュボードが追加されました。
様々なメニューを選択したりすることができるようになり、利便性が格段に向上しました。
ブログ(公式使い方)が追加
公式ブログにて、基本操作や使い方の応用など様々な記事を確認できるようになりました。
アップデート情報もAnifusionより確認できるようになりました。
ギャラリーの追加
過去制作の画像を一度に確認できるギャラリーが追加されました。
作成したデータを探すのに苦労していましたが一気に解決されました。
※保存もすぐにできるようになっています。
コマ割りの自由化が追加
かなり嬉しいアップデートとなりますが、コマ割りが「自由」に変更できるようになりました。基本は四角形のみでの対応でしたが、三角や台形など様々なコマ割りで設定できるようになり、漫画作成の自由度が格段に情報しました。
まとめ
Anifusionは、初心者でも簡単に漫画やイラストの制作を楽しむことができる強力なツールです。
アカウント登録からワークスペースの選択、詳細設定や出力まで、すべての機能を使いこなすことで、自分のクリエイティブなアイデアを形にできます。
この記事では、Anifusionの使い方を段階的に説明し、各機能の活用方法や具体的な手順を紹介しました。
初心者の方も、この記事を参考にしながら、ぜひAnifusionを使いこなして、オリジナルの作品を作成してみてください。
料金プランについての詳細や有料プランのメリットについては、
Anifusionの料金プラン解説を参照してください。