ChatGPTでエクセル業務改善：入力フォーム（VBA）の作成方法

ChatGPTで入力フォームが作成できれば…

AI技術が急速に進化する中で、Excelの業務効率化がますます重要になっています。

ChatGPTのような大規模言語モデルを使えば、簡単にエクセルの入力フォームを作成することができます。

本記事では、初心者向けにChatGPTを使ってエクセルの業務を改善し、効率的な入力フォームを作成する方法を詳しくご紹介します。

【画像付き】ChatGPTとExcel（エクセル）データを読み込ませる方法：完全ガイド 1. はじめに 昨今、データ分析やレポート作成の効率化を目指して、AIツールを活用する方が増えています。 ...

その他chatGPTについてはこちらの記事からご確認いただけます。

ChatGPTとエクセル業務改善の関係性

ChatGPTの役割とメリット

ChatGPTの役割とメリット

ChatGPTを活用することで、以下のようなメリットがあります。

ChatGPT入力フォーム（VBA）のプロンプト

下記にプロンプトのテンプレートをご用意いたしました。
こちらの内容を元にご自身の作りたい内容に修正し使用してください。

入力フォーム（VBA）プロンプトのテンプレート

入力フォーム（VBA）プロンプトのテンプレート

以下よりプロンプトのテンプレートをそのままコピー可能です。

chatGPTはこちらをクリックして起動可能です。

あなたはExcelの専門家です。Excelでユーザーフォームを作成し、入力データを特定のセルに反映させる手順をステップバイステップで教えてください。以下の要件に基づいて説明してください。

1. フォームに含めるフィールド:
   - 日付
   - 顧客名
   - 商品名
   - 数量
   - 価格

2. フォームのレイアウト:
   - 各フィールドはラベルとテキストボックスで構成
   - フォームはユーザーフォームとして設計

3. フォームのデザイン:
   - フォントサイズは12pt
   - 背景色は淡いグレー
   - フィールド名は太字

4. データの入力制限:
   - 日付：日付形式
   - 数量、価格：数値形式

5. フォームの表示:
   - シート上のボタンをクリックするとユーザーフォームが表示される

6. データの保存:
   - フォームに入力したデータをシート1の次の空行に保存する

7. マクロの設定:
   - ボタンをクリックするとフォームが表示され、送信ボタンを押すとデータが保存されるようにマクロを設定する

以上の要件に従って、Excelでデータ入力フォームを作成するための詳細な手順を教えてください。

実際にchatGPTから出力された内容

実際にchatGPTから出力された内容

以下は先ほどのテンプレートから実際に出力された内容となっています。

これらの作業を紐解き解説しながら実際に入力フォームを作成する流れを
お伝えしますので安心して読み進めてください。

※実際の回答例

ChatGPTを確認しながら入力フォームの作成へ

chatGPTで出力した内容を元に、Excelでデータ入力フォームを作成し
ユーザーが入力したデータを特定のセルに反映させるための手順を紹介します。

以下の手順に従って、簡単にデータ入力フォームを作成し、効率的なデータ管理を実現しましょう。

ステップ 1: 開発タブの表示

ステップ 1: 開発タブの表示

早速chatGPTが出力してくれた内容を元に操作を行っていきましょう。
以下にchatGPTの出力結果を抜き出して表示します。

まずはExcelを開いて、オプションより開発を許可するように設定を行っていきます。
下記に画像付きで作業を進めていくので確認しながら作業してみましょう。

1,[ファイル] > [オプション] をクリックします。

2,[リボンのユーザー設定] をクリックし、右側のリストから [開発] にチェックを入れて [OK] をクリックします。

ステップ 2: ユーザーフォームの作成

ステップ 2: ユーザーフォームの作成

ステップ1が完了したら続いてステップ２へ移行します。
ここからはExcelのVBA関連の設定を行っていきます。

1,[開発] タブをクリックし、[Visual Basic] をクリックしてVBAエディタを開きます。

2,VBAエディタで [挿入] > [ユーザーフォーム] を選択します。

３,新しいユーザーフォームが表示されます。
コントロールから選択が可能です。

ステップ 3: フォームのデザイン

ステップ 3: フォームのデザイン

続いて視覚的にユーザーフォームをデザインしていきます。
完成品を下記に表示しますので、コントロールパネルを使って作成してみましょう。

ラベルを配置
テキストボックスの配置
コマンドボタンの配置

ステップ 3:テキストボックスの名称の変更

ステップ 3:テキストボックスの名称の変更

続いては、テキストボックスの名称を変更いたします。
後程データを送信するコードを作成するのですが、そちらに影響する箇所となります。

入力する項目をクリックすると左下にオブジェクト名が表示されるので
指定の名前へ変更します。

完成した内容がこちら

VBAコードの入力

さらに続きを確認しChatGPTの指示通りコードを入力してみましょう。

コード自体はChatGPTから出力されたものをそのままコピーして貼り付けるだけとなっています。

ステップ 4: データの保存コード

ステップ 4: データの保存コード

作業も終盤となってきました。
ここでは、先ほど作成したユーザーフォームにコードを追加していきます。

1,送信をダブルクリックします。

2,コードをコピーしそのまま貼り付けます。

※貼り付け用コード

Private Sub btnSubmit_Click()
    Dim ws As Worksheet
    Dim nextRow As Long

    ' シートを設定
    Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1") ' データを保存するシート名

    ' 次の空行を見つける
    nextRow = ws.Cells(ws.Rows.Count, 1).End(xlUp).Row + 1

    ' データを保存
    ws.Cells(nextRow, 1).Value = txtDate.Value ' 日付
    ws.Cells(nextRow, 2).Value = txtCustomer.Value ' 顧客名
    ws.Cells(nextRow, 3).Value = txtProduct.Value ' 商品名
    ws.Cells(nextRow, 4).Value = txtQuantity.Value ' 数量
    ws.Cells(nextRow, 5).Value = txtPrice.Value ' 価格

    ' フォームをクリア
    txtDate.Value = ""
    txtCustomer.Value = ""
    txtProduct.Value = ""
    txtQuantity.Value = ""
    txtPrice.Value = ""

    ' ユーザーフォームを非表示にする
    Me.Hide

    MsgBox "データが保存されました"
End Sub

コードの貼り付けが完成しましたので、あとは先ほど作成した入力フォームを呼び出す
システムを作成します。

ユーザーフォームを呼び出す方法

ここまでで、内部の処理は完了しましたので最後の呼び出し設定を行っていきます。
あと少しですので最後まで頑張ってみましょう。

ステップ 5: ボタンを追加してフォームを表示する

ステップ 5: ボタンを追加してフォームを表示する

まずは、VBAエディタを閉じて、Excelシートに戻ります。
最初のシートに戻るだけで大丈夫です。

Excelのシートに戻り「挿入」からボタンを選択しExcel内に設置を行う。

ステップ 6: マクロの登録

ステップ 6: マクロの登録

先ほど作成した「ボタン」にマクロの登録を行います。
作成した「ユーザーフォーム」を呼び出す作業となります。

ボタンを右クリックした後「マクロの登録」を行います。

編集画面が出力されるので、コードを張り付けします。（下記にコードを記載）

Private Sub CommandButton1_Click()
    UserForm1.Show
End Sub

ステップ 7:入力フォームの呼び出し確認

ステップ 7:入力フォームの呼び出し確認

コードの入力が終わったVBAエディタを閉じ、「ボタン」をクリック後
入力フォームが呼び出されるか確認していきます。

入力フォーム（VBA）の完成品の紹介

あとは、Excelの表示を整えたりすると入力フォームが完成となります。

今回は「指定の列」に「指定の項目」を出力するようなテンプレートの作成となりましたが
慣れてきましたらchatGPTに「希望の列」に「希望の内容」が出力されるように依頼すると
ご自分の理想の「ユーザーフォーム」を作成することが可能です。

まとめ

chatGPTを使用した「入力フォーム」の作成方法の解説は以上となります。
今回は簡単なフォームを作成しましたが、chatGPTに詳細を伝えるとさらに便利に活用が可能となります。

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