1. はじめに
AI技術が急速に進化する中で、アプリ開発の方法も大きく変わってきています。特に、ChatGPTのような大規模言語モデルを使うことで、プログラミングの知識がなくてもアプリを開発することができるんです。本記事では、ChatGPTを使って電卓アプリ開発を始めるための基本から応用まで、初心者向けに詳しくご紹介します。
この記事では実際に制作の流れをお伝えします。
真似をして自作アプリ作成が可能になります。
chatGPTを利用すればこのように簡単にアプリが作成可能となります。
実際に確認していきましょう!作成時間:15分程度
非エンジニアでもchatGPTの効果的な使い方~開発段階まで
・chatGPTを使用してアプリ開発
・プロンプトの例
・実際の開発工程
などがわかるようになります。
2. ChatGPTと業務効率化
まずは簡単にchatGPTを使うメリットなどをご紹介いたします。
昨今、非エンジニアでも簡単なアプリ作成は可能となってます。さらに知見を深めていけば
様々な便利なツールを自身で開発することも可能です。
日々の業務にて取り込めば自動化なども可能となり、重宝される人材になるでしょう。
AIと業務効率化の関係
AI技術は、業務の効率化に大いに役立っています。AIは大量のデータを迅速に処理し、繰り返しの多いタスクを自動化することで、私たちの仕事の負担を大幅に減らしてくれます。ChatGPTはその中でも、チャットボットやコンテンツ生成などの分野で特に力を発揮します。
ChatGPTの役割とメリット
ChatGPTを使うと、以下のようなメリットがあります。
- 迅速な応答:ユーザーからの問い合わせにすぐに対応できます。
- コンテンツ生成:記事やレポートの自動生成ができます。
- データ解析:データの分析と報告書の作成がスムーズになります。
AIを活用できるか否かで今後大きく効率は変わってくると思われます。
3. ChatGPTを使ったアプリ開発のメリット
AI導入によるメリット
AI導入の主なメリットは以下の通りです。
- 知識の豊富さ:AIの膨大な知識を頼り個人でも作成が可能になります。
- 時間短縮:勉学~開発までのプロセスを短縮できるため時間を節約できます。
- 精度向上:簡単な開発~しっかりとした開発まで可能となります。
AI技術の種類とその活用方法
AI技術にはさまざまな種類がありますが、以下の3つが代表的です。
- 自然言語処理(NLP):テキストデータの理解と生成を行います。
- 機械学習(ML):データからパターンを学習し、予測や分類を行います。
- データ分析:大量のデータを解析し、洞察を得るために使用されます。
前置き長くなりましたが時点で制作の流れを見ていただきましょう。
4. 実際のアプリ開発ステップ
ChatGPTとの会話
アプリを作成するためプロンプトをChatGPTに与える方法を見ていきましょう。
まず、ChatGPTとの会話流れを以下に記載いたします。
あなた「アプリを作成したいのですが、何をしたらいいですか?」
ChatGPT:「こんにちは!アプリを作成するには、まずプログラミング言語を選び、その環境をセットアップする必要があります。Pythonは初心者におすすめの言語ですよ。次に、具体的な機能を考え、それをコードに落とし込んでいきましょう。どのようなアプリを作りたいですか?」
あなた:「ユーザーの入力を受け取って、計算を行うシンプルな電卓アプリを作りたいです。初心者なのでステップバイステップで順番に教えてください」
ChatGPT:「素晴らしいですね!まずPythonをインストールしましょう。その後、ユーザーの入力を受け取り、それに基づいて計算を行うスクリプトをステップバイステップで作成します。具体的な手順を以下に示します。」
基本的なプロンプトの作成方法
効果的なプロンプトを作成するためには、以下のコツがあります
- 具体的な質問をする:
- 例:簡単な計算を行う電卓アプリをPythonコードを書いてください。
- 詳細な指示を与える:
- 例:ユーザーの入力を受け取って、計算を行うシンプルな電卓アプリを作りたいです。初心者なのでステップバイステップで順番に教えてください
chatGPTでは指示を出すと全文出そうとする癖があります。
段取りよく進みたい場合によく使用するワード「ステップバイステップ」
を活用しましょう。
出力結果
アプリ開発を始める前に、必要なツールとリソースを準備します。以下の手順を参考にしてください。
ステップ1: 開発環境の準備
Pythonのインストール:
Pythonをインストールしていない場合は、公式サイトからダウンロードしてインストールします。
Python公式サイトにアクセスし、お使いのOSに合ったPythonをダウンロードします。
エディタの選択:
コードを書くためのエディタを選びます。初心者には、以下のエディタが使いやすいです:
ステップ2: Pythonファイルの作成
エディタを開く:
インストールしたエディタを開きます。
新しいファイルの作成:
エディタで新しいファイルを作成します。
ファイルの名前を calculator.py
にします。.py
はPythonファイルの拡張子です。
ステップ3: 基本的なコードの入力
次に、最初のコードを calculator.py
に入力します。
まずは簡単な部分から始めます。
コードの入力:
以下のコードを calculator.py
に入力します。
このコードは、基本的な計算機能を提供するためのものです。
def add(x, y):
return x + y
add
という名前の関数を定義しました。これは、2つの数字 x
と y
を加算する関数です。
ファイルの保存:
コードを書いたら、ファイルを保存します。通常は、エディタのメニューから「ファイル」→「保存」を選択します。
ステップ4: コードの実行
ターミナルまたはコマンドプロンプトを開く:
Windowsでは、cmd
または PowerShell
を使用します。
macOSやLinuxでは、Terminal
を使用します。
ファイルが保存されたディレクトリに移動:cd
コマンドを使用して、calculator.py
が保存されたディレクトリに移動します。
cd path/to/your/directory
path/to/your/directory
は実際のディレクトリのパスに置き換えてください。
Pythonファイルの実行:
次のコマンドを実行して、Pythonファイルを実行します。
python calculator.py
この段階では、まだ何も出力しませんが、エラーメッセージが表示されないか確認します。
ステップ5: 機能の追加
次のステップでは、引き算や掛け算の機能を追加します。ここまでできたら、次のステップに進む準備が整っています。どこかで詰まった場合や質問があれば、遠慮なく聞いてくださいね
うまく行かない場合は不明点をchatGPTに伝えましょう。
Visual Studio Codeを使っていきます。
5,電卓アプリを作成
続いて、実際にプログラムを書いてアプリ作成に進んでみましょう。
実際に確認した内容と出力結果が以下となります。
あなた:続いて計算機アプリの続きおねがいします。
ChatGPT:了解しました!計算機アプリの作成に続きましょう。
出力結果2
1,エディタの準備
MacにPythonがインストールされている場合、エディタとしてVisual Studio CodeやPyCharmなどを使うと便利ですが、TextEditなどのテキストエディタでも大丈夫です。
2,新しいファイルの作成
TextEditなどのエディタを開いて、新しいファイルを作成します。
ファイル名を calculator.py として保存します。
3, シンプルな電卓アプリのコード
以下のコードを calculator.py にコピーして保存してください。このコードは、ユーザーが入力した計算式を評価するシンプルな電卓アプリです。
def main():
print("シンプルな電卓アプリ")
print("終了するには 'exit' と入力してください。")
while True:
expression = input("計算式を入力してください: ")
if expression.lower() == 'exit':
print("終了します。")
break
try:
result = eval(expression)
print("結果: ", result)
except Exception as e:
print("エラー: ", e)
if name == "main":
main()
4,コードの実行
Macのターミナルアプリを開きます。
5,ディレクトリの移動
calculator.py を保存したディレクトリに移動します。
例えば、デスクトップに保存している場合、次のコマンドを使います。
cd ~/Desktop
6,スクリプトの実行
次のコマンドを実行して、calculator.py スクリプトを実行します。
python3 calculator.py
動作確認
スクリプトを実行すると、「シンプルな電卓アプリ」と表示され、計算式を入力するプロンプトが表示されます。
計算式を入力してEnterを押すと、結果が表示さ
簡単なプログラムを出してくれました。
実際に動かした結果
まだコマンドで動く本当にシンプルなものが出来上がりました。
実際に動くことは確認出来ましたが
実用はまだ出来ないレベルなので、ここから手を加えていきましょう。
改善: プログラムを書く
あなた:ありがとうございます。続いて実際に使えるようにアプリにしたいです。初心者なのでステップバイステップで教えてください。
ChatGPT:もちろんです!電卓アプリを作るための簡単な手順を説明しますね。以下は、Pythonを使って基本的な電卓アプリを作る流れです。
出力結果3
新しいファイルを作る:
コードエディタで、以下のコードをcalculator.py
にコピー&ペーストします。
import tkinter as tk
# 電卓のロジックを定義する関数
def click_button(value):
current = str(entry.get())
new_value = current + value
entry.delete(0, tk.END)
entry.insert(0, new_value)
def clear_entry():
entry.delete(0, tk.END)
def calculate():
try:
result = eval(entry.get())
entry.delete(0, tk.END)
entry.insert(0, str(result))
except Exception as e:
entry.delete(0, tk.END)
entry.insert(0, "Error")
# ウィンドウを作成
window = tk.Tk()
window.title("電卓")
# エントリーボックスを作成
entry = tk.Entry(window, width=16, font=('Arial', 24), borderwidth=2, relief="solid")
entry.grid(row=0, column=0, columnspan=4)
# ボタンを作成
buttons = [
'7', '8', '9', '/',
'4', '5', '6', '*',
'1', '2', '3', '-',
'0', '.', '=', '+'
]
row_val = 1
col_val = 0
for button in buttons:
if button == '=':
btn = tk.Button(window, text=button, width=5, height=2, command=calculate)
elif button == 'C':
btn = tk.Button(window, text=button, width=5, height=2, command=clear_entry)
else:
btn = tk.Button(window, text=button, width=5, height=2, command=lambda b=button: click_button(b))
btn.grid(row=row_val, column=col_val)
col_val += 1
if col_val > 3:
col_val = 0
row_val += 1
# アプリケーションを実行
window.mainloop()
プログラムを実行する
ターミナルまたはコマンドプロンプトを開く:
Windowsでは「コマンドプロンプト」または「PowerShell」を使います。
MacやLinuxでは「ターミナル」を使います。
プログラムを実行する:
ターミナルやコマンドプロンプトで、calculator.pyがあるディレクトリに移動します。
以下のコマンドを入力してプログラムを実行します。
python calculator.py
ステップ4: 電卓アプリを使う
アプリが開いたら、数字や演算子のボタンをクリックして計算を行います。
「=`」ボタンを押すと計算結果が表示されます。
「C」ボタンを押すと入力がクリアされます。
ステップ5: アプリを使ってみる
電卓が動作するかどうかを確認します。正常に動作すれば、電卓アプリの完成です!
指示通りコードをコピーし貼り付けし作成
ある程度、作業工程は省いて説明させていただきます。
とりあえず指示通りに作業した結果はこちらとなります。
最後にターミナルより実行を行うと以下の電卓アプリが開きました。
今回作成したアプリは下になります。
まとめ
今回はPythonでのアプリケーション開発の基本的な流れをお伝えしました。
シンプルな電卓アプリの作成を通じて、Pythonのプログラミングとアプリケーションの作成が可能になりました。今回は基本となっていますが、今後プロンプトスキルを上げるとより高度なシステムを作ることが可能になります。
これからも、さまざまなプロジェクトに挑戦していきましょう。
お疲れ様でした。次回もお楽しみに