はじめに
テキストから画像を生成することが誰でも簡単にできるようになりました。
ChatGPTのDALL-Eを使用することで、プロンプトを入力するだけでさまざまなスタイルの画像を作成することが可能です。
本記事では、初心者向けにChatGPTを使って画像を生成する方法を、詳細に解説します。
・ChatGPTを使って画像を作成する方法
・画像を作れるプロント例の紹介
・画像作成の基礎~応用編まで
本日はChatGPTを使って画像を作る方法をお伝えします。
1. ChatGPTとDALL-Eで画像生成の基本
ChatGPTはテキスト生成に特化したAIですが、DALL-E(画像生成)のAIが連携したことによりテキストのみでChatGPTからも画像作成が可能となりました。
プロンプトという指示文をAIに入力し、その指示に基づいて画像が生成される仕組みです。プロンプトの質が高いほど、生成される画像のクオリティも向上します。
画像作成は20秒程度で完成します。
2. 画像生成のステップバイステップガイド
1 ChatGPTへのアクセス
まず、ChatGPTにアクセスします。
※DALL-EはすでにChatGPTに統合されているため、特別な設定を行う必要はありません。
- 手順1: ChatGPTの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成またはログインします。
- 手順2: 画像生成のリクエストをするために、適切なプロンプトを作成します。
通常のログインと同じです。
2 プロンプトの作成
プロンプトの作成は、画像生成の最も重要なステップです。
適切なプロンプトは、生成される画像の品質に大きな影響を与えます。
以下に、プロンプト作成の基本を説明します。
- 具体性を持たせる: 「青い空の下、広がる緑の草原、遠くに見える山々」のように、できるだけ具体的にイメージを伝えることが重要です。
- スタイルの指定: 「油絵風」「アニメ風」「リアルなタッチ」など、画像のスタイルを指定することで、より目的に合った画像が生成されます。
例)作成した画像
サクッと生成が完了します
3 画像の生成と初回出力
プロンプトを入力したら、生成ボタンをクリックします。
AIがプロンプトに基づいて画像を生成し、数秒から数十秒で結果が表示されます。
この時点で、初回出力を得ることができます。
- 手順1: プロンプトを入力後、「生成」ボタンを押して画像を出力します。
- 手順2: 出力された画像を確認し、必要に応じてプロンプトを修正します。
例)プロンプトの入力方法
画像の生成はかなり簡単です。
3. プロンプトの詳細な解説と応用例
1 風景画のプロンプト例と修正方法
風景画を生成する際には、自然の要素を詳細に記述することが重要です。
また、画風の指定も効果的です。
- 例: 「穏やかな湖のほとりに立つ木々が見える、日没時の風景。油絵風に」
- 修正方法: 湖の反射が足りない場合、「湖に山々の反射が映り込むように」と追加します。
例)穏やかな湖のほとりに立つ木々が見える、日没時の風景。油絵風に
例)修正後
2 人物画のプロンプト例と修正方法
人物画では、顔の表情や背景、照明の条件を詳細に記述します。
プロンプト例を参考に作成してみましょう。
- 例: 「自然光が差し込む窓辺で微笑む女性のポートレート。リアルなタッチで」
- 修正方法: 照明が不足している場合、「明るい自然光が顔に当たるように」と追加します。
例)自然光が差し込む窓辺で微笑む女性。リアルなタッチで
例)明るい自然光が顔に当たるように
3 アニメスタイルのプロンプト例と修正方法
アニメスタイルの画像を生成する場合、キャラクターの特徴や背景を詳細に設定することがポイントです。
- 例: 「夜空を背景にした、銀髪の少女が笑っているアニメ風のイラスト」
- 修正方法: 追加で装飾などが欲しい場合、「耳にアクセサリーをつけてほしい」と具体的に記述します。
例)夜空を背景にした、銀髪の少女が笑っているアニメ風のイラスト
例)耳にアクセサリーをつけてほしい
4 その他のアートスタイルとプロンプト
以下に、他のアートスタイルでのプロンプト例を紹介します。
これらを参考に、さまざまなスタイルの画像を生成してみてください。
- 抽象画: 「青と黄色の渦巻き模様を使ったモダンアート」
- ファンタジーアート: 「魔法使いが竜を召喚しているシーンを、ダークファンタジー風に」
- 静物画: 「花瓶に生けられた赤いバラを水彩画風に描いて」
青と黄色の渦巻き模様を使ったモダンアート
魔法使いが竜を召喚しているシーンを、ダークファンタジー風に
花瓶に生けられた赤いバラを水彩画風に描いて
4. 再生成とプロンプトの再利用
一度生成した画像を再度出力したい場合や、同じ設定で複数の画像を生成したい場合、プロンプトを保存して再利用することができます。
うまく活用すると同じキャラクターを生成可能です。
4.1 プロンプトの保存と管理
プロンプトは生成した画像と共に保存し、後で再利用できるように管理することが重要です。これにより、特定のスタイルやキャラクターを一貫して再現することが可能になります。
方法1: 作成した画像をクリックし「返信」で返すとプロンプトが保存された状態で再作成が可能です。
方法2:プロンプトをコピーし保管などを行う。
画像をクリック
プロンプトをコピーし保管
通常出力すると同じキャラクターなどは作成されない為、
プロンプトを活用しましょう!
2 バリエーション生成とカスタマイズ
同じプロンプトを使用しても、微妙に異なるバリエーションが生成されることがあります。これを利用して、複数の画像を生成し、最も気に入ったものを選ぶことができます。
例: 同じプロンプトで背景や照明条件を微調整して、再作成を行う
元)作成分
再)作成分
自分のイメージと近いものになるまで再生成することも可能です。
5. 実際の使用例と応用シナリオ
ここでは、実際に生成された画像の例をいくつか紹介し、どのようにプロンプトが結果に影響を与えるかを解説します。
1 風景画のケーススタディ
- プロンプト: 「静かな朝の森、薄霧が立ち込めた神秘的な風景。水彩画風に」
- 結果と改善: 出力された画像は、霧の表現がやや不足していたため、「霧を濃くする」という修正を加えたところ、理想的な結果が得られました。
例)静かな朝の森、薄霧が立ち込めた神秘的な風景。水彩画風に
再作成)霧を濃くする
2 人物画のケーススタディ
- プロンプト: 「中世の騎士が、夜明けの光を浴びながら立っている」
- 結果と改善: 騎士の鎧の背景が暗めだったので、「少し明るさを上げる」と修正。再生成後、よりリアルな画像が再現されました。
例)中世の騎士が、夜明けの光を浴びながら立っている
再作成)少し明るさを上げる
3 アニメスタイルのケーススタディ
- プロンプト: 「夕暮れの街並みを背景に、少女が自転車に乗っているシーン。アニメ風に」
- 結果と改善: 自転車のディテールが曖昧だったため、「自転車の車輪を詳細に描く」と修正。再生成後、期待通りの結果が得られました。この修正により、よりリアルで鮮やかなアニメ風のシーンが完成し、背景との統一感も向上しました。
夕暮れの街並みを背景に、少女が自転車に乗っているシーン。アニメ風に
再作成)自転車の車輪を詳細に描く
このように、プロンプトの細部を調整することで、より精度の高い画像を生成することが可能です。また、同じプロンプトを微調整することで、異なるバリエーションを楽しむことができ、プロジェクトに多様性を持たせることができます。
6. まとめ
ChatGPTを活用した画像生成は、初心者でも簡単に画像を生成できます。
プロンプトの作成や修正、そして生成された画像を評価しながら再生成することで、理想的な画像を作成することができます。
また、一度作成したプロンプトを保存して再利用することで、一貫性のある作品を複数生成することが可能です。
また「風景画や人物画」「アニメスタイル」「抽象画」「ファンタジーアート」など、
さまざまなスタイルの画像を生成できる点も魅力です。プロンプトを工夫することで、まったく異なるビジュアル表現を実現できるので、ぜひ多様なスタイルを試してみてください。
これからもAI技術を活用し、新しいクリエイティブな冒険に挑戦してみてください。オリジナルの画像を作成し、自分だけのビジュアルストーリーを紡いでいきましょう。
画像生成をうまく活用していきましょう!