【プロンプト9選】AIイラスト線画の作り方と仕上げのコツ|高品質に仕上げる秘訣

AIで線画を作るうえで何より大切なのは、
・プロンプトに「line art」や「アウトライン」を明確に盛り込む
・生成後に不要な線・影を「手動で仕上げ」する(Photoshopなど)
この2点を押さえるだけで、短時間&高品質な線画が可能です。
線画は「明確なキーワード指定」と「仕上げの微調整」で完成度UPします。
では実際に使えるプロンプト例や、失敗したときの改善策を詳しく見ていきましょう。
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その他画像生成AIに関する記事はこちらよりご確認いただけます。
1. AI線画用プロンプト例|コピペOKの充実9選

以下に出力例とや、Stable DiffusionやMidjourneyなどプロンプト入力型AIを想定したものを記載いたします。
英語プロンプトをそのままコピーして試してみてください。
必要に応じてキーワードを追加・微調整するとさらに自分好みの線画に近づきます。
1. シンプルキャラクター線画

「line art」「clean outlines」などのキーワードを使うと、線画をはっきりさせることができます。また、「simple background」を指定すると、背景がシンプルになり、キャラクターの輪郭がより際立ちます。
2. ディテール豊富なファンタジー線画

「highly detailed」「intricate」などのキーワードを使うと、イラストの細部が細かく描かれます。ただし、線の量が増えるため、最後の仕上げで不要な線を消しゴムツールなどで整理すると、より見やすくなります。
3. 漫画風アクション線画

「manga-style」を指定すると、AIにコミック調のスタイルを伝えやすくなります。また、「speed lines」を追加すると、アクションシーンに躍動感を加えることができます。
4. 背景込みのシーン線画

背景つきの線画を作りたい場合、「detailed buildings」を指定すると、建物の描写が細かくなります。これにより、背景にも精密な線画のディテールを加えることができます。
5. スタイリッシュ・ミニマル線画

「minimalistic」「thin outlines」を指定すると、シンプルで洗練された線画になります。また、「negative space」を活用すると、余白をデザインの一部として生かし、より洗練された印象を与えることができます。
6. タトゥー風ラインアート

「tattoo-style」「bold outlines」を指定すると、タトゥーらしい力強い線画になります。さらに、装飾的なパターンを加えることで、華やかでアート性の高いデザインに仕上げることができます。
7. 抽象的・アブストラクト線画

「abstract」「geometric patterns」を指定すると、AIに抽象的なアートや幾何学模様のデザインを指示できます。さらに、ノイズを抑えたい場合は「no shading」「minimal noise」を併用すると、クリアで洗練された仕上がりになります。
8. 自然風景線画(森や山など)

「peaceful」「forest」「mountain backdrop」を指定すると、穏やかな雰囲気の森や山の背景をAIに指示できます。ただし、木や葉が重なり合って複雑になりやすいため、生成後に不要な部分を整理する微調整が必要になります。
9. ノイズ除去・スムーズ化重視線画

「no shading」「smooth lines」「minimal noise」を指定すると、雑味のないクリアな線画が得られます。また、「bold outlines」「thin outlines」を使い分けることで、線の太さを調整しやすくなります。
プロンプト一覧 | 英語プロンプト | 日本語プロンプト | ポイント |
---|---|---|---|
1. シンプルキャラクター線画 | line art of a cute anime girl, clean outlines, simple background, black and white | かわいいアニメ風の女の子の線画、はっきりとしたアウトライン、背景はシンプル、モノクロ | – 「line art」「clean outlines」などで線画を強調。 – 背景を「simple」と指定してキャラの輪郭を際立たせる。 |
2. ディテール豊富なファンタジー線画 | highly detailed line art of a fantasy dragon, intricate scales, sharp outlines, monochrome | ファンタジーのドラゴンの線画、細かい鱗のディテール、シャープなアウトライン、モノクロ | – 「highly detailed」「intricate」などで細部を強調。 – 線が多くなるので、最後の仕上げで不要線を消しゴムツールなどで整理。 |
3. 漫画風アクション線画 | manga-style line art of a young hero, dynamic pose, speed lines, black and white | 漫画風線画、動きのあるポーズ、スピード線を使う、モノクロ | – 「manga-style」でコミック調をAIに伝える。 – 「speed lines」指定でアクションシーンの躍動感を演出。 |
4. 背景込みのシーン線画 | line art of a cityscape at night, detailed buildings, clear outlines, black and white | 夜の都市風景の線画、建物を細かく描写、はっきりとしたアウトライン、モノクロ | – 背景つき線画を作りたいときに。 – 「detailed buildings」で建物描写を細かく指示。 |
5. スタイリッシュ・ミニマル線画 | minimalistic line art of a modern fashion model, thin outlines, negative space, black and white | ミニマルなスタイルのファッションモデルの線画、細いアウトライン、余白を活かす、モノクロ | – 「minimalistic」「thin outlines」でシンプル&洗練された印象に。 – 「negative space」を活用して余白をデザイン要素にする。 |
6. タトゥー風ラインアート | tattoo-style line art of a rose, bold outlines, decorative patterns, monochrome | バラのタトゥー風線画、太めのアウトライン、装飾的パターン、モノクロ | – 「tattoo-style」「bold outlines」でタトゥーらしい力強い表現。 – 装飾的パターンを加えて華やかさをプラス。 |
7. 抽象的・アブストラクト線画 | abstract line art with geometric patterns, flowing curves, monochrome design, negative space | 幾何学模様と流れる曲線を組み合わせた抽象的な線画、モノクロデザイン、余白の活用 | – 「abstract」「geometric patterns」で抽象アートをAIに指示。 – ノイズを抑えたい場合は「no shading」「minimal noise」を併用すると○。 |
8. 自然風景線画(森や山など) | line art of a peaceful forest with tall trees and a mountain backdrop, thin outlines, black and white | 森と山の風景線画、背の高い木々、細いアウトライン、モノクロ | – 「peaceful」「forest」「mountain backdrop」で自然要素を細かく指定。 – 木や葉が交差しやすいので、AI生成後の微調整が必須。 |
9. ノイズ除去・スムーズ化重視線画 | clean line art, no shading, smooth lines, minimal noise, black and white | クリーンな線画、影を入れず、滑らかな線、ノイズを最小限、モノクロ | – 「no shading」「smooth lines」「minimal noise」で雑味を極力除去。 – 「bold outlines」「thin outlines」で線幅を調整しやすい。 |
1,線を太めにする場合(bold outlines)
bold outlinesを使うと、マンガ・アメコミ風の力強いタッチの画像に
2. 線を細めにする場合(thin outlines)
thin outlinesを使うと、繊細で柔らかい印象のイラストに
3. ノイズを減らし、シンプルな仕上がりにする場合(no shading, smooth lines, minimal noise)
no shading, smooth lines, minimal noiseを加えると、よりシンプルでスッキリとした仕上がりに
他にも特定のスタイルに合わせたキーワードが欲しい場合はこちらの記事を参考にしてみてください。


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2. AI線画の失敗例と解決策|線の乱れ・影・ノイズの対処法

AIで線画を生成すると、以下のような失敗例が起こりがちです。
次の表を参考に、プロンプト調整と画像編集を使い分けて対処しましょう。

課題 | 解決策:プロンプト | 解決策:画像編集 |
---|---|---|
線がガタガタ | 「smooth lines」「clean outlines」を追加 | 生成後、ペイントソフトで曲線ツールやブラシ補正を活用して修正 |
細部が潰れる | 「highly detailed」「fine details」で細部を強調 | 高解像度で再生成 or 拡大しながら不要線を手動で分離・補完 |
ノイズが多い | 「no shading」「minimal noise」「smooth lines」を追加 | Photoshopの「ノイズ軽減」や「レベル補正」で不要なシャドウやザラつきを調整 |
線が薄い/太い | 「bold outlines」(太め)「thin outlines」(細め) | ペイントソフトの「ライン幅調整」や「レイヤースタイル」でアウトラインを拡大・縮小 |
影が消えない | 「black and white」「no shading」「white background」を強調 | Photoshopの「トーンカーブ」や「レベル補正」でハイライトを上げ、影を飛ばす or 手動で消しゴムツールで除去 |
何度も出力調整をして希望のイラストを作成しましょう。
3. AI線画のクオリティアップ法|解像度設定&Photoshopでの仕上げ

AIで生成した線画は便利ですが、そのままだと解像度が低かったり、線がガタついてしまうことがあります。せっかく良い構図ができても、線がぼやけていたりノイズが多いと仕上がりに影響します。
本記事では、解像度の設定とPhotoshopでの仕上げを活用し、線画のクオリティをグッと高める方法を解説します!
1. 解像度とDPIの選び方
AIで生成した線画のクオリティを上げるには、適切な解像度とDPIの設定が重要です。
用途に応じて最適な設定を選びましょう。
Web用:72~150dpi
・SNS・ブログ向けの軽量データが必要な場合に適している
・データ容量が小さくなるため、アップロードや表示がスムーズ
・解像度が低いため、大きく拡大すると線がギザギザになる可能性がある
印刷用(300~600dpi)
・同人誌・ポスター・グッズ製作に最適な高解像度設定
・線がくっきりと出るため、細かいディテールも美しく印刷できる
・解像度が高いほどデータサイズが大きくなるため、PCの処理負荷が増加する点に注意
・大きめサイズで生成 → 縮小 すると、線の荒さが目立ちにくくなる
・AIツールで解像度の指定ができない場合は、後からアップスケーリング(高解像度化)する方法も有効
2. Photoshopでの仕上げ方法|影・ノイズ除去
AIで生成した線画は、影やノイズが残ることが多いため、後処理でクリーンに仕上げることが重要です。
トーンカーブやレベル補正で影を飛ばす
・「イメージ」→「色調補正」→「レベル補正 / トーンカーブ」を使用
・黒レベルと白レベルの差を広げることで、背景を白くし線をくっきりさせる
・薄い影が残る場合は、ハイライトを上げるとよりクリアな線画に
▼代替ツール(無料)
Canvaの「調整」機能 → 明るさ・コントラスト調整で影を飛ばす
GIMPのレベル補正 → Photoshopと同様の調整が可能<
ノイズリダクションでザラつきを抑える
「フィルター」→「ノイズ」→「ノイズを低減」を使用
少しずつ調整しながら適用し、線のシャープさを維持するのがポイント
過度にかけると線がぼやけるため注意
▼代替ツール(無料)
waifu2x(ノイズ除去機能付き) → 自動でノイズを取りつつ高解像度化Canvaの「ぼかし・シャープ」機能 → ノイズを抑えながら輪郭をはっきりさせる
手動で影や不要線を削除(消しゴム・マスク処理)
・人物の顔や細かい部分に残る影は、消しゴムツールでピンポイントに削除
・レイヤーマスクを活用すると、修正が容易になり、失敗してもやり直しが可能
▼代替ツール(無料)
GIMP(消しゴム・レイヤーマスク対応) → Photoshopと同じように編集可能ibisPaint(スマホアプリ) → 指で簡単に不要な影やノイズを消せる
4. AI線画の商用利用はOK?主要ツール別一覧

AIで生成した線画を商用利用したいけど「本当に使っても大丈夫?」と不安になることはありませんか?ツールによって利用規約が異なるため、知らずに違反してしまうリスクもあります。この章では、主要なAIツールごとの商用利用の可否を一覧で解説いたします。
ツール名 | 商用利用可否 | 注意点 |
---|---|---|
Conoha AI Canvas | モデルによって商用利用可/不可 | 使用するモデルにより商用利用の可否が異なるため、詳細なライセンスを確認 |
Stable Diffusion | モデルによって商用利用可/不可 | 使用するモデル(Checkpoint)のライセンスを要確認。CC0モデルでも規約確認必須。 |
DELL-3 | 商用利用可能 | OpenAIの利用規約に準拠。画像生成時のプロンプト内容により制限がかかる場合あり。 |
5. まとめ:AI線画で時短しつつ、最終的な仕上げは自分の手で!

AI線画を活用すれば、作業時間を大幅に短縮できます。しかし、そのままでは解像度や細かい部分の調整が必要になることも。
最終的な仕上げは自分の手で微調整することで、クオリティをグッと高められます。本記事で紹介した方法を活用し、AIの力を借りつつ、理想の線画に仕上げてみましょう!
・プロンプトで明確に「線画」を指定line art
, monochrome
, bold outlines
などを入れるほど不要な色や影が減る。
・失敗例を把握して改善
線の乱れやノイズは「smooth lines」「minimal noise」などのキーワードで対策。それでも残る場合はPhotoshopで手動修正。
・解像度を選んで後処理で品質アップ
Webなら72~150dpi、印刷なら300~600dpi。
仕上げにトーンカーブ・ノイズ除去を使い、線のコントラストをはっきり。
商用利用の可否はツール毎に確認
Conoha AI CanvasやStable Diffusionなど、有料版と無料版で扱いが違う場合あり。
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